チェルシーのメトロポリタンパビリオン(123 W 18th Street, New York)で9月25日、「ジャパニーズフード&レストランショー(Japanese Food & Restaurant Show)」が開催された。
今年で17回目となる同イベントは、ニューヨーク周辺の日本食レストランなどフード業界関係者を対象にした見本市で65のブースが並んだ。しょうゆ、みそ、酢、かつおぶしなど和食の基本となる食材をはじめ、豆腐、おにぎり、ラーメン、天ぷら、刺身などの試食を用意し各社自慢の食材をアピールした。
業界向けのイベントらしく、普段ニューヨークでは手に入れにくい和食器、土鍋、しちりん、すき焼き鍋などの展示即売会場も併設。築地正本による和包丁のセミナーや名入れ即売も行われ、多くのアメリカ人が足を止めていた。
今年は初めて会場内でハードリカーの試飲が許可されたことで、これまでの日本酒のみならず焼酎のブースも多数出展し、日本から蔵元の関係者が応援に駆け付けるなど、ニューヨークの焼酎人気を裏付けた。
日本からアイアンシェフの称号を持つ「日本橋ゆかり」の野永喜三夫料理長を招いてのクッキングデモンストレーションや、「The Future of Japanese Cuisine」と題したパネルディスカッションも開催され多くの来場者でにぎわった。