ニューヨークの老舗ドーナツショップ「Doughnut Plant(ドーナツ・プラント)」が2月14日、ロウワーイーストサイドの本店に次ぐ2号店をチェルシーホテル(220 W 23rd Street, New York)1階にオープンした。
「今日は父の誕生日。この日にオープンしたかった」と特別な日について話すオーナーのマーク・イズリアルさんは16年前、曾祖父(そうそふ)のレシピを使い卸売りをメーンにドーナツショップを創業。自ら自転車をこいでカフェなどに配達した。
2000年に1号店をオープンして以来、モチモチ感がパンにも似た「イーストドーナツ」とスポンジケーキ風の「ケーキドーナツ」が話題となり、ガイドブックにも載る人気店となった。現在では日本国内に10店以上、韓国でも店舗展開している。
オープニングに合わせ同店では、クッキーをテーマに考案したケーキドーナツ「チョコレートチップ」、「ソルテッド・ピーナツ」、「オートミール」の3種類を発売。バレンタインデー限定商品として、イーストドーナツにバラの花びらをのせた「ローズペタル」も用意し、開店直後から売れ切れが続出。本店から6回のデリバリーを行い補充していた。
今回オープンしたチェルシー店は、マークさんがインテリアデザインを手がけた。「チェルシーホテルはアーティストになじみあるホテル。その感覚を取り入れたかった」(マークさん)と、内装の一部にはホテルのバルコニーの鉄柵を使用している。ドーナツをかたどったテーブルや椅子、壁飾りなどは、アーティストとコラボしたハンドメード。マークさんの父、マービンさんが作成したドーナツタイルも同店のアクセントになっている。
営業時間は6時30分~10時30分(オープニングウィークは8時~20時)。ドーナツは2.50ドル~3ドル。