ニューヨーク市が全米1位の観光都市に-1990年以来初めて

NY観光名所の一つ、エンパイアステートビル

NY観光名所の一つ、エンパイアステートビル

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 2009年にニューヨーク市を訪れた観光客数は4,525万人、2008年度統計に比べ3.9%の減少となったが、昨年1位のフロリダ州オーランド市を抜き、1990年以来初めての全米1位となった。景気低迷に伴う厳しい雇用情勢のなか、マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長は「接客業と観光産業部門の雇用率は完全に回復し、景気低迷前の水準を上回っている」と発表した。

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 同統計の内訳は、アメリカ国内からが3,670万人、国外からの観光客数は、カリフォルニア州ロサンゼル市の2倍に相当する860万人になった。ニューヨーク滞在中の観光客が出費した総額は、約280億ドル(約2兆6,000億円)で、国内旅行者に比べ、国外からの観光客は約5倍の支出が報告されている。

 現在ニューヨーク市では、約31万人が接客・観光産業に携わっている。2008年比で、飲食業1.1%、ホテル業2.6%の雇用率が上昇し、過去最高の30万7,000人(2007年11月)を越える雇用水準になっている。なかでもホテル産業が好調で、2008年より30万部屋多い、2,300万6,000室を売り上げた。

 高架鉄道の廃線を利用した空中公園「ザ・ハイライン」が、6月から新しい観光名所として話題を呼んだほか、11月には地元ニューヨークヤンキースが9年ぶり大リーグワールドシリーズ優勝を果たし、盛り上がりをみせた。2010年は前年比3.2%増の4,670万人の観光客獲得を目標にしている。

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