ニューヨーク市最大のドラッグストア・チェーン「Duane Reade(デュアン・リード)」(440 9th Avenue, New York)は現在、市内の45店舗で新型インフルエンザH1N1ワクチンの接種を行っている。
昨年12月に入り、全米の大型ドラッグストア・チェーン「Walgreen(ウォルグリーン)」「CVS(シーヴィーエス)」「Rite Aid(ライト・エイド)」の3チェーンは、全米約30州の店舗でH1N1ワクチンの接種を開始。ニューヨークでも12月末から、ドラッグストア・チェーンでのワクチン投与が解禁となった。
病院に比べ低価格で手軽に利用できることから、各ドラッグチェーンは接種に力を入れており、ニューヨークの老舗チェーン「Duane Reade」も参入するかたちとなった。同チェーンでは、18歳以上の患者に一律20ドル、医療保険制度適応者や、医療保険の種類によっては無料で提供している。
1960年創業の「Duane Reade」は、現在ニューヨーク市に250店舗以上を構える。老舗ドラッグストアとしてニューヨーカー御用達の同チェーンでは、交通量の多い地域にある13店舗に10時から18時まで医師が常駐し、先着順に接種を行う。他22店舗では事前に申し込み予約を受け付ける。