ニューヨーク郊外、ホワイトプレーンズの「こどもの国幼稚園」(252 Soundview Avenue, White Plains)で3月11日、影絵劇団「角笛」が公演を行う。
今年がニューヨークへの桜寄贈100周年を迎えることから、NYでのアメリカ初公演を決定。東日本大震災から1年を迎えるにあたり、この日はアメリカから贈られた被災地へのサポートに対する感謝と日米の親睦を深めるため、日本の伝統的な物語「かぐや姫」を上演する。
劇団角笛は1963(昭和38)年の結成以来、「角笛シルエット劇場」の名で、日本全国で公演する影絵の専門劇団。今年で49周年を迎える同劇団はこれまで40本以上の作品を生み出し、日本の子どもたちに伝統的な影絵の世界を紹介してきた。
中でも「ないた赤おに」をはじめ、「りゅうとびわ」「ごんぎつね」など計5作品が、東京都優秀児童演劇選定優秀賞や厚生労働省の特別推薦を受けるなど、数々の受賞経験もある。フランスをはじめ香港、ベトナム、ラオスなどの東南アジア諸国、アラブ首長国連邦、バーレーン王国などでも公演してきた。
今回の公演は、英語と日本語による2回の公演を予定。1時間にわたり影絵の世界が楽しめる。
開演は、英語公演=13時、日本語公演=15時。入場料は、大人=10ドル、子ども=5ドル(2歳以下は無料)。問い合わせは電話(TEL 914-949-0067)またはEメール(tsunobue@kodomony.org)で。