ブルックリン美術館(200 Eastern Parkway Brooklyn)で現在、アメリカで20世紀を代表するアーティストの一人として知られる、キース・ヘリングの初期作品展が開催されている。
同展では、キース・へリングが故郷ぺンシルバニアからニューヨークに移り、スクール・オブ・ビジュアルアーツに通い、自分のスタジオを作り上げてストリートアートを始めるまでを追った。
1978年から1982年までの絵画155作品や多数のビデオ、150を超える小作品集、展示会のチラシ、ポスター、サブウェーに描かれた絵やドキュメンタリー写真など、希少な作品を多数展示する。
同館館長のアーナルド・エル・ラーマンさんは「素晴らしい才能を表現した20世紀後半で最も象徴的で革新的なアーティストの一人が創作したダイナミックな作品ばかり。画期的な展示会を開催できる特別な機会を持つことができてとても喜ばしい」とコメントする。
ほかにも、アートの世界だけにとどまらず、ミュージシャンや詩人など多くのアーティストと交友関係を持ち、グループ展示会やパフォーマンスなど、「作品を人目にさらす方略を企てた生みの親」として、へリングがどのように重要な役割を果たしたのかを探る。
開館時間は、水曜~日曜=11時~18時(木曜=11時~22時)。入場料は大人12ドル、子どもは無料。7月8日まで。