ニューヨーク市経済開発公社(NYCEDC)が、ブロンクス区ハンツ・ポイント地区にできる「ルーフトップ・ファーム」(屋上農園)を、1年間にわたって運用する担当者とその農園開発のアイデアを募集している。
農園予定地は同地区の「食品流通センター」屋上で、面積は約1万8,580平方メートル。この広さの屋上農園は、世界最大規模だという。
今回の募集についてNYCEDCのセス・W・ピンスカイCEOは「ハンツ・ポイントは何代にもわたり、都市経済の重要な役割を果たしてきた。世界でも最大規模の1つとなるルーフトップ・ファームを造ることで、供給者と配達者の関係作りや食品流通ネットワークの繁栄、さらにはブロンクス住民に新しい職をもたらすという、重要で新しい機会を提供していく」と話した。
ブロンクス区のルーベン・ディアス・ジュニア区長も、「新しい開発案が楽しみ。これはブロンクスの住民にとって必要な雇用を増やすだけでなく、多くの住民に新鮮な食べ物も提供するだろう」と歓迎する。
NYCEDCは、ニューヨーク5区それぞれの経済的繁栄と促進、職の提供を目的として、経済開発を手掛けていた2つの非営利団体が合併し1991年に設立された。
募集期間は7月9日まで。詳細はウェブサイトで確認できる。