ニューヨークの芸術の複合施設として知られるリンカーン・センターで7月25日、野外フェスティバル「LINCOLN CENTER OUT OF DOORS(リンカーン・センター・アウト・オブ・ドアーズ)」が始まる。
オペラハウスやアート専門の図書館、コンサートホールなどを擁す る同センターが、地域との関係を深めようと1971年から開いているイベント。ニューヨークをはじめ世界各国から集まったミュージシャンやDJ、振付師やダンサーらがセンター内の広場(70 Lincoln Center Plaza)でパフォーマンスを繰り広げる。今月28日の「Family Day」に予定されているサーカスや大道芸のほか、貧困や戦争、移民などの社会問題へのメッセージを音楽とダンスで伝えるプログラムなど、期間中は100のイベントが無料で楽しめる。
目玉となるプログラムは「Re-visiting “Soul at the Center”(リ・ビジティング「ソウル・アット・ザ・センター」)。1972年と1973年の夏に開催されたアフリカ系アメリカンによる音楽フェスティバル「ソウル・アット・ザ・センター」の40周年を記念するもので、当時の出演者に加え、彼らのスタイルを受け継ぐ現役のアーティストによるライブが行われる。
同センターの一般プログラムディレクター、ビル・ブラギンさんは、「文化や考え、表現の多様さを感じられるイベントが、この夏に2つある。1つはオリンピック、もう1つが40年ぶりの『ソウル・アット・ザ・センター』だ」とコメントした。
開催時間はイベントにより異なる。入場無料。8月12日まで。