マンハッタンに5店舗を展開するインド発祥のカティロール専門店「The Kati Roll Company(ザ・カティロールカンパニー)」(99 MacDougal Street)に忙しいニューヨーカーが行列をつくっている。
ザ・カティロールカンパニーは創業者Payal Sahaさんがインドのコルカタ市からマンハッタンに引っ越してきた際に自身の出身地発祥のストリートフードが恋しくなったことがきっかけで、2002年にマンハッタンのグリニッチビレッジで創業した。カティロールは、インドのパラサというパンで独自ブレンドのスパイスが効いた肉や野菜を包んで食べるインドのストリートフード。
30種類のスパイスをヨーグルト、ライムジュース、コリアンダーを使い、よりユニークなブレンドに仕上げている。その手軽さからランチ時には行列ができており、デリバリー・テークアウトで注文する客も多いという。ヘルシー志向のベジタリアンやビーガン向けのメニューも豊富で幅広い客層に支持されている。
約15種類をラインアップし、使う肉はハラル認証を受けているという。サイドメニューのインドのヨーグルトドリンクのラッシーは店舗で手作りし、フレッシュなまま提供する。来店していたニューヨーク在住の男性は「スパイスの配合が絶妙で病みつきになる。カティロールを食べるときはラッシーがかかせない」と話す。