ニューヨーク・ブルックリンの日本食レストラン「Wasan(和参)」(440 Bergen Street)で7月25日に「Bluefin Tuna Sashimi Ribs, Nakaochi Event」が開催された。
同店は2010年にニューヨークで創業。オーナーシェフの櫻井覚三郎さんはマンハッタンにある老舗高級ホテル「Waldorf Astoria New York」の中で営業していた日本料理店「稲ぎく」で、世界各国の要人に日本食提供した経験を持つ。2017年には、ニューヨークで開かれた安倍晋三首相主催の日本政府に向けた公式レセプションで、ニューヨークのベストシェフ5の1人に選ばれた。オーナーの小泉としさんは日本酒の楽しみ方を伝える「国際利き酒師」の資格を持ち、日本食に合う日本酒やワインを提供。本物の日本食を提供するレストランとしてニューヨーク在住の日本人から現地ニューヨーカーまで幅広い客層に支持されている。
同イベントは、本マグロの中落ちを提供するサービスをケータリングイベント関係者に向け紹介することを目的に開催。イベントでは、オーナーシェフ櫻井さんからの説明とともに、ニューヨークでも人気の本マグロの中落ちを使った手巻きずしとマグロ丼が提供された。本マグロ1本当たり約60本の手巻きずしができ、今後約20~30人用向けとして販売する予定。
イベントに参加した地元ニューヨーカーは「自分の目で新鮮なマグロを見ることができ、経験豊富なシェフが目の前で巻きずしを作ってくれるのは貴重な経験だった。マグロもとても新鮮でおいしかった」と話していた。
小泉さんは「普段はなかなか食べる機会のないおいしい本マグロの中落ちを日本人だけでなく、アメリカ人にも味わってもらいたい。イベントなど人が多く集まる機会に体験してもらいたい」と意気込む。
同店の営業時間は11時30分~22時30分。