ニューヨーク市内で弁当の販売・ケータリング事業を行っている「BentOn(べんと・おん)」が新サービス「BentOn Kit」を10月20日より販売開始した。
ニューヨークで和食ミールキット 「BentOn Kit」デリバリー開始
同サービスは新型コロナウイルスの影響を受けて外出規制やテレワークにより自宅での食事が増えたことから、手軽に栄養バランスのとれた日本食を家庭で提供することを目的として開発。ロングアイランドシティーにある自社製造工場で調理後すぐに瞬間冷却・真空パックされ、翌日には配送されるため鮮度を保ったまま家庭に届けられる。家事を最小限にするため、5分ほど湯煎するだけで食べられるよう工夫されている。
メニューは、管理栄養士・米国認定ヘルスコーチの資格を所有する安永さんが監修し、隔週で更新される。今週のセットメニューは、「ぶりの照り焼きセット」(14.50ドル)、「チキンコトコトカツ煮セット」(10.00ドル)、「野菜たっぷりビビン麺セット」(10.00ドル)。惣菜メニューと合わせて注文することができる。
社長の古川徹さんは「外食の機会が減り、家での食事が増える中で、食事を提供する人たちの負担を少しでも減らすことができたらと思い、ミールキットの開発に至った。今は配送可能エリアが8州のみだがゆくゆくは全米に届けられるよう開発を進めたい。今後もアメリカに1食でバランス良く栄養がとれる弁当文化を広めていきたい」と話す。
注文はホームページから可能で現在はニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州など8州に配送対応している。